むかしむかしあるところに、ヘンゼルとグレーテルというなかよしの兄妹がいました。イロイロあって、ヘンゼルとグレーテルは魔女ハンターとなって、魔女を殲滅することになったのです。わる〜いマジョはひとびとにとって害悪罪悪でしかないので、だれかがマジョをブチ殺さないと人類が絶滅してしまうからです。
ヘンゼルはおかしをくちにいっぱいブチこまれ、糖尿病になってしまいました
ヘンゼルとグレーテルはイロイロなぶきをつかって、魔女たちを殺し尽くします。たとえばヘンゼルはおおきな、とってもおおきなGUNをつかいます。そのだんがんで魔女の肉をえぐりとり、ジワジワと嬲り殺しにしていきます。そしてグレーテルはこれまたおおきな、すっごくおおきなBOW GUNをつかいます。魔女のからだをブチ抜くするどい矢はとてもつよいのです。
グレーテルはヘンゼルよりじゅうてんてきに、頬骨をブチ砕かれそうになります
でも魔女たちだってまけてはいません。カノジョたちはとてもおそろしいマホウがつかえるのです、もりのきをあやつって、にんげんどもの体をバラバラにします、手や足をブチブチブチブチィってもぎとるのです。(死霊のはらわたよりすごい!)さらに、ピッカピカの青いヒカリはにんげんの脳髄を爆砕させるほどの破壊力をもっています。(マイケル・アイアンサイドみたい!)そしてきわめつけはミミズをいっぱい食べさせたあと、にんいのばしょ&じかんでそいつの肉体を爆発四散させて、肉塊や血飛沫をブチ撒かせるおそろしいイヤガラセもできるのです。(ミミズバーガーもビックリ!)
きれいなファムケ・ヤンセン
でも、ぶきもマホウも、けっちゃくのけっていだにはなりません。それどころかじつは、アンマリつかわれないのです。じゃあどうするのかというと、そう、しょせんこのウキヨでしんじられるのはおのれのボディ、そして拳だけなのです。
ヘンゼルとグレーテルはマジョのがんめんを殴ります。マジョの頬骨がブチ砕けるまでしつように殴りつづけます。そしてひだりの頬骨がブチ砕けたら、こんどはみぎの頬骨をブチ砕こうとします。でもそれだけでいるとワンパターンせんぽうでうごきがみきられてしまいます。だから鎖骨のあたりに殴打をくわえることもあります。おなかを撲ることもあります。
そしてごうもん(自白を強要するため、肉体的苦痛を与えること 出典:広辞苑)をするとき、ヘンゼルはてにメリケンサックをつけて殴ります。マジョの頬骨をなんどもなんども殴ります。殴打はいつのじだいにおいても、あいてをクップクさせることにてきしているのですね。
もちろんマジョたちもまけていません。カノジョたちも、ヘンゼルとグレーテルの頬骨をブチ砕かんと殴りにきます。いのちがかかっているのでナマハンカなたいどでは殴りません。ちゃんとコシのかいてんをいしきして、カタのきんにくをつかいながら、ブン殴ります。顳顬あたりも殴ります。ときどき、タックルもします。マジョはちからがつよいので、ヘンゼルとグレーテルはひとたまりもありません。なんどもなんどもふっとんで、どこかにとんでいきます。とんでいったさきに、いつもうんよくミカタがいて、ヘンゼルとグレーテルをたすけてくれます。それがなんかいかあります。
きれいじゃないファムケ・ヤンセン。ひだりかみぎ、どちらかというとみぎをよく殴ってくる
でも殴るのはヘンゼルとグレーテルやマジョだけではありません。いっぱんじんも殴ります。GUNなどはいちおうそんざいしているセカイですが、やはり中心思想は肉体言語です。ファムケ・ヤンセンがジェレミー・レナーをブン殴れば、ピーター・ストーメアがジェマ・アータートンをブン殴ります。ジェマ・アータートンがファムケ・ヤンセンをブン撲れば、おおきなトロールがえいがにカメオしゅつえんしているかんとくのトミー・ウィルコラを撲殺します。
そんな“左の頬骨をブチ砕かれたら、右の頬骨をブチ砕いてやりなさい”という肉弾思想がねづくセカイで、ヘンゼルとグレーテルVSマジョのじんぎなきボコ殴りどろじあいがどうテンカイしていくか、それはみなさんのめでたしかめましょう。めでたしめでたし、とっぴんぱらりのぷう。
ピーター・ストーメア様ご乱心