鉄腸野郎Z-SQUAD!!!!!

映画痴れ者/ライター済藤鉄腸のブログ。日本では全く観ることができない未公開映画について書いてます。お仕事の依頼は 0910gregarious@gmail.com へ

2015年未公開映画ベスト10!!!


1. The Fits / Anna Rose Holmer
2. The Gift /ジョエル・エドガートン & 「ありふれた話」/アノーチャ・スイッチャゴーンポン
3. The Duke of Burgundy /ピーター・ストリックランド
4. Mouton / Marianne Pistone & Gilles Deroo
5. Queen of Earth / アレックス・ロス・ペリー
6. Entertainment / Rick Alverson
7. Cure: The Life of Another / アンドレア・シュタカ
8. 「裁き」/ チャイタニヤ・タームハネー
9. Mediterranea / Jonas Carpignano
10. Zero Motivation / Talya Lavi

こう自分の作ったベスト10を眺めてまず思い浮かぶ言葉は"絶望と虚無感"だ。9位の"Mediterranea"ブルキナ・ファソからイタリアへとより良き未来のため決死の覚悟で密入国を果たした2人の青年が、むしろ地獄はそこにあったのだと悟るまでを描き出した作品で、この世界で移民として生きることの絶望感をこれでもかと味あわされた作品だった。ラスト、故郷に残した娘の顔をSkypeの液晶越しに見つめ、涙を流す主人公の姿は忘れられない。

8位の「裁き」はある若者の自殺を煽ったとして1人の老いた歌手が起訴され、裁判が行われるといった内容なのだが、そもそも体制側が不穏分子は全て有罪にすることしか考えていないというインドの裁判制度の腐敗が暴かれる。だがそれだけではなく、今作はむしろ裁判よりも弁護人や検事、裁判官の日常を描くことに終始する意味で独特だ、彼らが日常を過ごす間にも老歌手はどんどん衰弱していくという不条理はカフカの如くで、この映画に流れる正に"諸行無常"としか言い様のない時間感覚はミア=ハンセン・ラブ「EDEN/エデン」を想起した。おそらく今後映画界で活躍する作家たちはこの感覚が必須となるのでは?と思わされもした。

そしてその感覚を濃厚に感じたもう1つの作品が4位の"Mouton"だ。ムートンというニックネームの青年が海岸沿いにあるレストランで働く姿を点と点の集積で以て描き出す作品で、シークエンス1つ1つが断絶しており、まるで人々が過去を思い出す時の記憶の瞬きがそのまま再現されたかのようであり監督たちの稀有な才能を感じた。それでいて形式は終始一貫しながらも、前半と後半では映画が全く別物になってしまう様は圧巻としか言いようがない。これについては後半を語ろうとすると全てがネタバレになってしまうのがもどかしい、とにかく日本公開を熱望する作品だ。

そして6位の"Entertainment"Rick Alversonアメリカに広がる精神の荒野というべき物を意識的に描こうとしていることがこちらとしても嫌でも理解させられる渾身の一作だ。汚ならしいジョークを携えた醜い中年コメディアンがモジャベ砂漠を行く。眼前に広がるのは飛行機の墓場、トイレで血塗れの赤子を捻り出す女性、石油も何も取れないのに動き続ける数百の巨大な機械、果てしなく続く虚無の光景。Alversonの監督作はどれも"この映画は退屈である=この映画は傑作である"という禍々しい方程式が成り立つ作品ばかりで、ここには果てしなく何もない、観た後何も残らない、存在するのは圧倒的な虚無だけ。だからこそ素晴らしいのだが。

そしてこのベストのもう1つ際立った特徴が、女性2人の様々な関係性を描いた作品が多く含まれていることだ。10位の"Zero Motivation"は18歳になると男女共に兵役が課されるイスラエルを舞台に、砂漠の真ん中にある軍事基地で書類仕事と戦争の恐怖に若さを浪費していく女性兵士たちが、"やる気ゼロ"を合言葉に兵役をやり過ごしていく映画だ。此処に出てくる主人公ダフィとゾアールのロマンシス(友達以上恋人以上な女子の絆を指す言葉、ブロマンスの逆パターンと考えてもらえば)は素晴らしく、この2人の掛け合いを一生観ていたいと思わされるほどの魅力があるが、兵役はそこにすら影を落とす訳であり、全編に満ちる濃厚な死の香りは奇妙なブラックコメディとして結実している。

6位の"Cure: The Life of Another"はスイス生まれの主人公が父の生地であるクロアチアに赴き、そこでクロアチア人の少女と仲良くなりながらも、ある事故によって主人公は彼女の亡霊に取りつかれることとなるという内容。アンドレア・シュタカ監督は自身の生地スイスと両親が生まれたユーゴスラビアの関係性を描き続ける作家なのだが、長編デビュー作がスイスに生きる移民たちの孤独と絆を描いたのに対して、こちらは2人の少女の姿を通じて2つの文化の断絶を描いており印象的だった。

3位の"The Duke of Burgundy"と5位の"Queen of Earth"は1つの邸宅を舞台に2人の女性の愛憎を描いているという意味で設定を共有している。後者は米インディー映画界において、方や無二の地位を築いているエリザベス・モスと方やインヒアレント・ヴァイスによって一気にスターダムへと駆け上がってきた遅咲きの新進俳優キャサリン・ウォーターストンが凄まじいまでに濃厚な精神の衝突と融和を繰り返す心理サスペンスであり、太陽がいっぱい「仮面/ペルソナ」を想起させる自己同一化願望がたぐいまれな形で先鋭化した作品としてアレックス・ロス・ペリーという監督の名と共に米インディー映画界史に残り続ける名作だ。

後者は女性しかいない奇妙な町に位置する邸宅を舞台に、蝶を研究する嗜虐的な学者と彼女の哀れなメイドが繰り広げる歪んだSM的関係性を描いているのだが、実はメイドこそが学者を翻弄する側の人間だったと明かされてからは真顔のユーモアが込み上げてくる愛の奇妙な寓話へと変貌し、物語は観たことのない雰囲気を呈し始める。学者はメイドのことが大好きで大好きでしょうがないから頑張ってドM過ぎる彼女の求めるドSなご主人様を演じるも、老いには敵わずぎっくり腰になったりする様のいとおしさったらいじましさったらもう悶絶の可愛さである。それをピーター・ストリックランド監督は自身の愛するラドリー・メツガージェス・フランコなどのユーロトラッシュにオマージュを捧げた、異常に作り込まれた耽美さでもって描き出すのだからもう降参としか言いようがない。

そして同率2位はタイのアノーチャ・スイッチャーゴーンポン「ありふれた話」と俳優ジョエル・エドガートンの長編監督デビュー"The Gift"だ。この2本は作品の方向性が真逆ながらも同じように私の心を震わせた意味で同率にした。「ありふれた話」は交通事故で足の自由を失った青年と彼をケアする介護士との交流を描いた作品なのだが、様々な時間を行き交う神憑り的な編集と、舞台すらも家の中からプラネタリウム、そして宇宙にまで到達する自由自在なストーリーテリングによって正に"奇跡"としか形容できない素晴らしき人生讃歌となっていて言葉を失ってしまった。

逆に"The Gift"は仕事の都合で夫の故郷へとやってきた一組の夫婦が、彼の高校時代の友人と名乗る男の登場によって人生が一変してしまうという心理サスペンスだ。これが初長編とは思えないほどに抑制された巧みな演出、それでいて不穏が徐々にその姿を現す様のおぞましさ、そして監督がミヒャエル・ハネケに影響を受けたと語る通りあの途徹もない悪意が最悪の形で全てを呑み込んでいく地獄絵図にはただただ驚愕するしかなかった。

何故この2作を並べたかと言えば、後者は半径5mの世界の中でこの世界に生まれてしまったことの絶対的な後悔を語り、更にこの後悔を自分だけでは終わらせてはならないという救いがたくドス黒い憎しみを完璧に語りきったと、そんな先述したこのベストの印象"絶望と虚無感"を象徴する一方、「ありふれた話」は生きることは辛く苦しいものだとしながら、それすら抱き締めながらこの世に生まれたことの喜びを宇宙規模で丸ごと語るという偉業を成し遂げている作品だ。つまり私自身の中でも、この生まれたことの後悔と喜びがせめぎあっている、私はこの人生にどう対峙すれば良いのか考えあぐねている、そんな懊悩がこの2作品に心引き裂かれている状態に完全に重なりあうのだ。

その状況で私が1位に選んだ作品がアナ・ローズ・ホルマー監督の"The Fits"である。この作品の主人公は自分の居場所がどこにあるかが分からない少女だ、そんな彼女はあることを切っ掛けにダンスサークルに入り自分の居場所を見つけ出そうとする。このあらすじだと通り一編の青春スポ魂映画を想像するかもしれないが、段々とこの映画は常軌を逸していく。彼女の回りでは異常な出来事が巻き起こり、少女の心はむしろ追い詰められていく、この下りは今まで紹介したベスト作品を越えて不穏なムードを宿し、物語はホラーの様相を呈し始め、いつしか世界の終わり、もしくは世界の始まり、その1日目を描き出すSFへと変貌すら遂げる。それは余りにも劇的だが、同時にその道行きは少女が自分のいるべき場所を見つけ出すまでの旅路でもある。"The Fits"の言葉の意味とはつまりそれであり、ホルマー監督は彼女だけに許された唯一無二のヴィジョンによって無限の未来を映し出したのだ。このランクの殆どは"絶望と虚無感"をそれぞれに凄まじい形で描いた作品ばかりだが、それを越え未来へと突き抜ける力があったこの"The Fits"こそ私の今年のベストに最も相応しいとそう思えたのだ。ということで来年も宜しくお願いします、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ……

私の好きな監督・俳優シリーズ
その1 Chloé Robichaud &"Sarah préfère la course"/カナダ映画界を駆け抜けて
その2 アンドレア・シュタカ&“Das Fräulein”/ユーゴスラビアの血と共に生きる
その3 ソスカ姉妹&「復讐」/女性監督とジャンル映画
その4 ロニ・エルカベッツ&"Gett, le procès de Viviane Amsalem"/イスラエルで結婚するとは、離婚するとは
その5 Cecile Emeke & "Ackee & Saltfish"/イギリスに住んでいるのは白人男性だけ?
その6 Lisa Langseth & "Till det som är vackert"/スウェーデン、性・権力・階級
その7 キャサリン・ウォーターストン&「援助交際ハイスクール」「トランス・ワールド」/「インヒアレント・ヴァイス」まで、長かった……
その8 Anne Zohra Berracherd & "Zwei Mütter"/同性カップルが子供を作るということ
その9 Talya Lavie & "Zero Motivation"/兵役をやりすごすカギは“やる気ゼロ”
その10 デジリー・アッカヴァン&「ハンパな私じゃダメかしら?」/失恋の傷はどう癒える?
その11 リンゼイ・バージ&"The Midnight Swim"/湖を行く石膏の鮫
その12 モハマド・ラスロフ&"Jazireh Ahani"/国とは船だ、沈み行く船だ
その13 ヴェロニカ・フランツ&"Ich Ser Ich Ser"/オーストリアの新たなる戦慄
その14 Riley Stearns &"Faults"/ Let's 脱洗脳!
その15 クリス・スワンバーグ&"Unexpected"/そして2人は母になる
その16 Gillian Robespierre &"Obvious Child"/中絶について肩の力を抜いて考えてみる
その17 Marco Martins& "Alice"/彼女に取り残された世界で
その18 Ramon Zürcher&"Das merkwürdige Kätzchen"/映画の未来は奇妙な子猫と共に
その19 Noah Buchel&”Glass Chin”/米インディー界、孤高の禅僧
その20 ナナ・エクチミシヴィリ&「花咲くころ」/ジョージア、友情を引き裂くもの
その21 アンドレア・シュタカ&"Cure: The Life of Another"/わたしがあなたに、あなたをわたしに
その22 David Wnendt&"Feuchtgebiete"/アナルの痛みは青春の痛み
その23 Nikki Braendlin &"As high as the sky"/完璧な人間なんていないのだから
その24 Lisa Aschan &"Apflickorna"/彼女たちにあらかじめ定められた闘争
その25 ディートリッヒ・ブルッゲマン&「十字架の道行き」/とあるキリスト教徒の肖像
その26 ハンナ・フィデル&「女教師」/愛が彼女を追い詰める
その27 ハンナ・フィデル&"6 Years"/この6年間いったい何だったの?
その28 セルハット・カラアスラン&"Bisqilet""Musa"/トルコ、それでも人生は続く
その29 サラ=ヴァイオレット・ブリス&"Fort Tilden"/ぶらりクズ女子2人旅、思えば遠くへ来たもので
その30 Damian Marcano &"God Loves the Fighter"/トリニダード・トバゴ、神は闘う者を愛し給う
その31 Kacie Anning &"Fragments of Friday"Season 1/酒と女子と女子とオボロロロロロオロロロ……
その32 Roni Ezra &"9. April"/あの日、戦争が始まって
その33 Elisa Miller &"Ver llover""Roma"/彼女たちに幸福の訪れんことを
その34 Julianne Côté &"Tu Dors Nicole"/私の人生なんでこんなんなってんだろ……
その35 ジアン・シュエブ&"Sous mon lit"/壁の向こうに“私”がいる
その36 Sally El Hosaini&"My Brother the Devil"/俺の兄貴は、俺の弟は
その37 Carol Morley&"Dreams of a Life"/この温もりの中で安らかに眠れますように
その38 Daniel Wolfe&"Catch Me Daddy"/パパが私を殺しにくる
その39 杨明明&"女导演"/2人の絆、中国の今
その40 Jaak Kilmi&"Disko ja tuumasõda"/エストニア、いかにしてエマニエル夫人は全体主義に戦いを挑んだか
その41 Julia Murat &"Historia"/私たちが思い出す時にだけ存在する幾つかの物語について
その42 カミーラ・アンディニ&"Sendiri Diana Sendiri"/インドネシア、夫にPowerPointで浮気を告白されました
その43 リサ・ラングセット&「ホテルセラピー」/私という監獄から逃げ出したくて
その44 アンナ・オデル&「同窓会/アンナの場合」/いじめた奴はすぐ忘れるが、いじめられた奴は一生忘れない
その45 Nadav Lapid &"Ha-shoter"/2つの極が世界を潰す
その46 Caroline Poggi &"Tant qu'il nous reste des fusils à pompe"/群青に染まるショットガン
その47 ベンヤミン・ハイゼンベルク&"Der Räuber"/私たちとは違う世界を駆け抜ける者について
その48 José María de Orbe&"Aita"/バスク、移りゆく歴史に人生は短すぎる
その49 Mona Fastvold &"The Sleepwalker"/耳に届くのは過去が燃え盛る響き
その50 ナタリー・クリストィアーニ&"Nicola Costantino: La Artefacta"/アルゼンチン、人間石鹸、肉体という他人
その51 Shih-Ching Tsou&"Take Out"/故郷より遠く離れて自転車を漕ぎ
その52 Constanza Fernández &"Mapa para Conversar"/チリ、船の上には3人の女
その53 Hugo Vieira da Silva &"Body Rice"/ポルトガル、灰の紫、精神の荒野
その54 Lukas Valenta Rinner &"Parabellum"/世界は終わるのか、終わらないのか
その55 Gust Van den Berghe &"Lucifer"/世界は丸い、ルシファーのアゴは長い
その56 Helena Třeštíková &"René"/俺は普通の人生なんか送れないって今更気付いたんだ
その57 マイケル・スピッチャ&"Yardbird"/オーストラリア、黄土と血潮と鉄の塊
その58 Annemarie Jacir &"Lamma shoftak"/パレスチナ、ぼくたちの故郷に帰りたい
その59 アンヌ・エモン&「ある夜のセックスのこと」/私の言葉を聞いてくれる人がいる
その60 Julia Solomonoff &"El último verano de la Boyita"/わたしのからだ、あなたのからだ
その61 ヴァレリー・マサディアン&"Nana"/このおうちにはナナとおもちゃとウサギだけ
その62 Carolina Rivas &"El color de los olivos"/壁が投げかけるのは色濃き影
その63 ホベルト・ベリネール&「ニーゼ」/声なき叫びを聞くために
その64 アティナ・レイチェル・ツァンガリ&"Attenberg"/あなたの死を通じて、わたしの生を知る
その65 ヴェイコ・オウンプー&「ルクリ」/神よ、いつになれば全ては終るのですか?
その66 Valerie Gudenus&"I am Jesus"/「私がイエス「いや、私こそがイエ「イエスはこの私だ」」」
その67 Matias Meyer &"Los últimos cristeros"/メキシコ、キリストは我らと共に在り
その68 Boris Despodov& "Corridor #8"/見えない道路に沿って、バルカン半島を行く
その69 Urszula Antoniak& "Code Blue"/オランダ、カーテン越しの密やかな欲動
その70 Rebecca Cremona& "Simshar"/マルタ、海は蒼くも容赦なく
その71 ペリン・エスメル&"Gözetleme Kulesi"/トルコの山々に深き孤独が2つ
その72 Afia Nathaniel &"Dukhtar"/パキスタン、娘という名の呪いと希望
その73 Margot Benacerraf &"Araya"/ベネズエラ、忘れ去られる筈だった塩の都
その74 Maxime Giroux &"Felix & Meira"/ユダヤ教という息苦しさの中で
その75 Marianne Pistone& "Mouton"/だけど、みんな生きていかなくちゃいけない
その76 フェリペ・ゲレロ& "Corta"/コロンビア、サトウキビ畑を見据えながら
その77 Kenyeres Bálint&"Before Dawn"/ハンガリー、長回しから見る暴力・飛翔・移民
その78 ミン・バハドゥル・バム&「黒い雌鶏」/ネパール、ぼくたちの名前は希望って意味なんだ
その79 Jonas Carpignano&"Meditrranea"/この世界で移民として生きるということ
その80 Laura Amelia Guzmán&"Dólares de arena"/ドミニカ、あなたは私の輝きだったから
その81 彭三源&"失孤"/見捨てられたなんて、言わないでくれ
その82 アナ・ミュイラート&"Que Horas Ela Volta?"/ブラジル、母と娘と大きなプールと
その83 アイダ・ベジッチ&"Djeca"/内戦の深き傷、イスラムの静かな誇り
その84 Nikola Ležaić&"Tilva Roš"/セルビア、若さって中途半端だ
その85 Hari Sama & "El Sueño de Lu"/ママはずっと、あなたのママでいるから
その86 チャイタニヤ・タームハーネー&「裁き」/裁判は続く、そして日常も続く
その87 マヤ・ミロス&「思春期」/Girl in The Hell
その88 Kivu Ruhorahoza & "Matière Grise"/ルワンダ、ゴキブリたちと虐殺の記憶
その89 ソフィー・ショウケンス&「Unbalance-アンバランス-」/ベルギー、心の奥に眠る父
その90 Pia Marais & "Die Unerzogenen"/パパもクソ、ママもクソ、マジで人生全部クソ
その91 Amelia Umuhire & "Polyglot"/ベルリン、それぞれの声が響く場所
その92 Zeresenay Mehari & "Difret"/エチオピア、私は自分の足で歩いていきたい
その93 Mariana Rondón & "Pelo Malo"/ぼくのクセっ毛、男らしくないから嫌いだ
その94 Yulene Olaizola & "Paraísos Artificiales"/引き伸ばされた時間は永遠の如く
その95 ジョエル・エドガートン&"The Gift"/お前が過去を忘れても、過去はお前を忘れはしない
その96 Corneliu Porumboiu & "A fost sau n-a fost?"/1989年12月22日、あなたは何をしていた?