鉄腸野郎Z-SQUAD!!!!!

映画痴れ者/ライター済藤鉄腸のブログ。日本では全く観ることができない未公開映画について書いてます。お仕事の依頼は 0910gregarious@gmail.com へ

リチャード・リンクレイター&"ROS"/米インディー界の巨人、マンブルコアに(ちょっと)接近!

リチャード・リンクレイター、米インディー映画界における巨人。「バッド・チューニング」は90年代を代表するアメリカ青春映画としてその名を馳せ、ビフォア三部作は時の流れを美しく残酷なまでに取り込んだロマンス性によって人々を魅了し、12年にも渡る撮影を経てゼロ年代からテン年代に至るアメリカを総覧した「6才のボクが、大人になるまで」によって名実共にアメリカを代表する映画作家となった。

だが今に至るまで米インディー映画界に最も大きな影響を与えた作品は彼の第2長編"Slacker"を措いて他にはないだろう。キャラの濃いオースティンの住民たちが代わる代わる好き勝手に自分の言いたいことを喋りまくる今作はクエンティン・タランティーノケヴィン・スミスの登場を準備し、ゼロ年代における一大ムーブメントたるマンブルコアも本作なしには存在しなかったと言っても過言ではない。そんな絶大な影響力を持つ彼が、限りなくマンブルコアへと近づいた作品が存在する。それこそがBob Byington監督のブラックコメディ"ROS [Registered Sex Offender]"である

主人公は名も明かされない性犯罪者の男(Gabriel McIver)、彼は22歳の時ある性犯罪を犯して刑務所入り、3年の服役の後に釈放される。彼を迎えるのは恋人のティナ(Kristen Tucker)、彼女は服役中の男を見捨てることなく待ち続けていたのだ。そんなティナと共に男は社会復帰のために行動するのだが、そう簡単に性犯罪者の彼が受け入れられる訳もない。

今作は制作会社Americano Bruttoが全米人文科学基金の援助を受けて作られた、性犯罪者が更正していく姿を追跡するドキュメンタリー……という設定の映画だ。監督は手振れカメラで男の日常を追っていき、その合間には様々な人々の証言が挿入されていく。ティナや彼女の兄であるヴィクター(Jimmy Gonzales)、男と同房にいた受刑者シモンズ("Perks and Recreation"ニック・オファーマン)、男を担当するセラピストのレジー("Funny Ha Ha"アンドリュー・ブジャルスキー)、性犯罪者たちの自助グループを主宰するグラボック医師(「結果」ケヴィン・コリガン)が入り乱れ、男のパーソナリティーや性犯罪に関する情報の数々が語られる。

だが当の男は更正する気なんかサラサラないのでは?と思うほどにクソったれな姿をカメラの前で晒しまくる。10代の頃の恋愛遍歴についてニヤつき混じりに語るかと思えば、レジーとのセラピーの途中、ソファーに置いてある巨大なクマのぬいぐるみを指して"こいつの顔にブチ込んでやりてぇよ"と喧嘩を売りまくる。仕事の面接においても他人を舐めた態度は全く変わらず、どう考えても救いようのない人物としか見なせない糞野郎としての存在感は絶大だ。

監督によると、何でもこのキャラは彼を演じるGabriel McIverの性格や行動を濃厚に反映させた上で出来たキャラクターらしい。"初めて会った時、彼の口から信じられないくらい性的な言葉が飛び出してきたんです。ですがそれに悪い印象は露も受けませんでした。言葉の数々はどういう訳か無邪気な、しかも笑える物に思えたんです(中略)彼に会った夜、家に帰った私は早速脚本の執筆に乗り出しました"

性犯罪者が社会復帰を果たそうとする姿を描き出した作品としてはケヴィン・ベーコンが製作総指揮と主演を務めた日本未公開のインディー映画"The Woodsman"(2004)がある。性犯罪を犯し12年もの間刑務所に収監されていた小児性愛者の男が人生をやり直そうとするにあたって、住民たちからの差別や自分の内にある欲望と対峙せざるを得なくなるという作品だ。だが今作にある真摯さは"ROS"の中に望むべくもない。"ROS"に通底するのは悪意である。例えばトッド・ソロンズが登場人物の分け隔てなく全員に悪意を向け、彼らの吐き気を催すほど醜く汚い部分を晒しあげるとそんな感覚が"ROS"には共有されている。そしてもう1つ参照映画として挙げるに相応しいのは、今やベルギーの国民的俳優となったブノワ・ポールヴールドの主演作品「ありふれた事件」だ。本作はポールヴールド演じる連続殺人鬼がヘラヘラプラップラしながら息をするように殺人を犯す様を描いたモキュメンタリーで、殆ど反省する気のない男が周囲に悪意を振り撒く厭な感じは「ありふれた事件」に満ちる雰囲気と酷似している。

とは言え"ROS"にも1度でも性犯罪者のレッテルが張られたなら一生味わうこととなる苦しみが生々しく刻まれている。アメリカにはミーガン法と呼ばれる性犯罪者情報公開法が存在し、保釈される際に彼らの個人情報がインターネットのメディアなどに公開されることとなる。あるシーンにおいて男がティナと共にスケートリンクへ遊びに行くと、通行人からいきなり"このクソったれの変態野郎!"と罵られ、その言葉が更なる暴力に繋がる。ただヘラヘラ笑うしか出来ない男と床に散らばる血の跡を子供たちが眺める光景の対比は鮮烈だ。そして近隣住民たちにも明確な敵意を向けられ、男の置かれる状況は日に日に過酷さを増していく。

……ってリチャード・リンクレイターの存在は何処行っちゃったんだよとお思いの方も多く居られるだろう。今から書くから心配するなって! リンクレイターは男が住む地区の学校の校長として出演、学校の態勢などについて語る……だけである。出演時間は冒頭の約30秒、男と対立するとか抑圧者として登場するとかそういうのは一切ない。リンクレイターが出演しているからと観た私は大ショックな有り様だった。何か凄いガタイが良くて、マンブルコアの作家全員が(物理的な意味で)束でかかっても、完膚なきまでに薙ぎ倒されそうだという強さだけは感じることが出来たが。出演に至った経緯などは明らかになっていないが、今作の撮影場所はテキサス州オースティン、言わずと知れたリンクレイターの活動拠点である。Byington監督もまたこの地を拠点とする映画作家であり、その繋がりもあってカメオとは言え出演が実現したのだろう。

そしてもう1つ重要なのは、先はサラッと流したが"マンブルコアのゴッドファーザー"であるアンドリュー・ブジャルスキーがセラピスト役で出演を果たしていることだ。こちらは主要人物としてガッツリ出演、ヘラヘラした男に振り回される役どころを嬉々として演じている。今作への出演に至った経緯としては、以前はボストンを拠点としていたブジャルスキーだが、第3長編"Beeswax"(この記事を読んでね)の撮影地にオースティンを選び、彼とByingtonは同じ時期に同じ場所で映画を撮影していた訳である。その縁でBryingtonは"Beeswax"に、ブジャルスキー"ROS"に出演を果たした訳である(ということで以前書いた"Beeswax"の記事は因果関係が逆である、訂正訂正)

同じシーンを共有することはなかったが、同じ映画にリンクレイターとブジャルスキーが共演しているのにはある種の運命を感じてしまう。先述の通りリンクレイターの第2長編"Slacker"が無ければ、これは21世紀の"Slacker"だ!と称された"Funny Ha Ha"(この記事も読んでね)ひいてはマンブルコアというムーブメントは存在しなかったからだ。インタビューする機会があったらリンクレイターと同じ映画に出演したご感想は?とか聞いてみたかったりする。まあブジャルスキーのことなので、連れない返事が返ってきそうだが。

更に注目すべき要素としては医師として出演しているケヴィン・コリガンの存在である。彼は以前からグッドフェローズバッファロー'66」「スモーキング・ハイ」に出演するなど幅広く活躍している俳優なのだが、ブジャルスキー作品を追っている方はお分かりの通り目下彼の最新作である第5長編「結果」aka."Results"ガイ・ピアースコビー・スマルダースと共演、というか主演を果たしているのは彼なのだ。リンクレイターとは違いブジャルスキーとコリガンには共演シーンがあり、こういった縁もあり「結果」が実現する裏側が見られる意味で今作は貴重なのだ。

今作の監督であるBob Byingtonについて少し。1971年4月29日ネブラスカ州リンカーン生まれ、サンタクルスのカリフォルニア大学で学んだ後オースティンに移住、テキサス大学アメリカ研究を専攻していた。1996年に初長編"Shameless"を製作し、1998年には第2長編"Olympia"がSXSW映画祭で上映され話題となる。しかしそこからスランプに陥り、しばらくは小説など他の分野で活動していた。そんな中で10年ぶりに手掛けた第3長編がこの"ROS"だった。この作品が評判になり、翌年にはブジャルスキーのルームメイトで"Mutual Appreciation"(紹介記事その3)に主演したジャスティン・ライスを起用、第4長編"Hermony and Me"を製作し話題となる。更に2012年にはロマコメ"Somebody Up There Likes Me"を監督するのだが、出演陣はジョー・スワンバー"Alexander the Last"(紹介記事その4)に主演したジェス・ウェイスラー、このブログではもうお馴染みケイト・リン・シャイル(紹介記事その5)、更にアレックス・ロス・ペリーにブジャルスキーカメオ出演とマンブルコア人脈総動員といった形だ。だがByingtonは自身の作品がマンブルコアに括られるのは拒んでおり、実際演者を共有しているだけで作風は異なっていたりする。

そして最後にもう1つ、2011年にByingtonは同じくオースティンを拠点とする映画作家たちと共に、彼らにとっては何よりも重要だろう作品を自分たちの手でリメイクした、その名も"Slacker 2011"! この年は"Slacker"公開20周年の記念の年でありそれを祝って作られたのだ。その中には日本では菊池凛子主演の「トレジャー・ハンター・クミコ」でお馴染みだが、マンブルコアの作家陣にとっては頼れる先輩であるゼルナー兄弟(先述の"Beeswax"に出演、マンブルコア作品のサンクス欄に多く名前が載っていたりする)や、あのジェイ・デュプラスも参加、更には俳優としてアニメーターのドン・ハーツフェルトが参加していたりする。この作品の存在だけでも、オースティンの作家たちにとって、マンブルコアにとって、ひいては米インディー映画界にとって如何にリチャード・リンクレイターが重要な作品であることが分かるだろう。故にマンブルコアの源を知る意味でもリンクレイター作品、特に"Slacker"の鑑賞をお薦めしたい訳である。今年の下半期に日本語字幕つきで初上映されるらしいから要チェックやで!


2015年の写真。一番右がリンクレイターで一番左がByington、更に彼の最新長編で主役張ってるジェイソン・シュワルツマンの姿も。

参考文献
http://www.austinchronicle.com/screens/2008-03-07/599842/(監督インタビュー)

結局マンブルコアって何だったんだ?
その1 アーロン・カッツ&"Dance Party, USA"/レイプカルチャー、USA
その2 ライ・ルッソ=ヤング&"You Wont Miss Me"/23歳の記憶は万華鏡のように
その3 アーロン・カッツ&"Quiet City"/つかの間、オレンジ色のときめきを
その4 ジョー・スワンバーグ&"Silver Bullets"/マンブルコアの重鎮、その全貌を追う!
その5 ケイト・リン・シャイル&"Empire Builder"/米インディー界、後ろ向きの女王
その6 ジョー・スワンバーグ&"Kissing on the Mouth"/私たちの若さはどこへ行くのだろう
その7 ジョー・スワンバーグ&"Marriage Material"/誰かと共に生きていくことのままならさ
その8 ジョー・スワンバーグ&"Nights and Weekends"/さよなら、さよならグレタ・ガーウィグ
その9 ジョー・スワンバーグ&"Alexander the Last"/誰かと生きるのは辛いけど、でも……
その10 ジョー・スワンバーグ&"The Zone"/マンブルコア界の変態王頂上決戦
その11 ジョー・スワンバーグ&"Private Settings"/変態ボーイ meets ド変態ガール
その12 アンドリュー・ブジャルスキー&"Funny Ha Ha"/マンブルコアって、まあ……何かこんなん、うん、だよね
その13 アンドリュー・ブジャルスキー&"Mutual Appreciation"/そしてマンブルコアが幕を開ける
その14 ケンタッカー・オードリー&"Team Picture"/口ごもる若き世代の逃避と不安
その15 アンドリュー・ブジャルスキー&"Beeswax"/次に俺の作品をマンブルコアって言ったらブチ殺すぞ
その16 エイミー・サイメッツ&"Sun Don't Shine"/私はただ人魚のように泳いでいたいだけ
その17 ケンタッカー・オードリー&"Open Five"/メンフィス、アイ・ラブ・ユー
その18 ケンタッカー・オードリー&"Open Five 2"/才能のない奴はインディー映画作るの止めろ!
その19 デュプラス兄弟&"The Puffy Chair"/ボロボロのソファー、ボロボロの3人
その20 マーサ・スティーブンス&"Pilgrim Song"/中年ダメ男は自分探しに山を行く
その21 デュプラス兄弟&"Baghead"/山小屋ホラーで愛憎すったもんだ
その22 ジョー・スワンバーグ&"24 Exposures"/テン年代に蘇る90's底抜け猟奇殺人映画
その23 マンブルコアの黎明に消えた幻 "Four Eyed Monsters"

私の好きな監督・俳優シリーズ
その51 Shih-Ching Tsou&"Take Out"/故郷より遠く離れて自転車を漕ぎ
その52 Constanza Fernández &"Mapa para Conversar"/チリ、船の上には3人の女
その53 Hugo Vieira da Silva &"Body Rice"/ポルトガル、灰の紫、精神の荒野
その54 Lukas Valenta Rinner &"Parabellum"/世界は終わるのか、終わらないのか
その55 Gust Van den Berghe &"Lucifer"/世界は丸い、ルシファーのアゴは長い
その56 Helena Třeštíková &"René"/俺は普通の人生なんか送れないって今更気付いたんだ
その57 マイケル・スピッチャ&"Yardbird"/オーストラリア、黄土と血潮と鉄の塊
その58 Annemarie Jacir &"Lamma shoftak"/パレスチナ、ぼくたちの故郷に帰りたい
その59 アンヌ・エモン&「ある夜のセックスのこと」/私の言葉を聞いてくれる人がいる
その60 Julia Solomonoff &"El último verano de la Boyita"/わたしのからだ、あなたのからだ
その61 ヴァレリー・マサディアン&"Nana"/このおうちにはナナとおもちゃとウサギだけ
その62 Carolina Rivas &"El color de los olivos"/壁が投げかけるのは色濃き影
その63 ホベルト・ベリネール&「ニーゼ」/声なき叫びを聞くために
その64 アティナ・レイチェル・ツァンガリ&"Attenberg"/あなたの死を通じて、わたしの生を知る
その65 ヴェイコ・オウンプー&「ルクリ」/神よ、いつになれば全ては終るのですか?
その66 Valerie Gudenus&"I am Jesus"/「私がイエス「いや、私こそがイエ「イエスはこの私だ」」」
その67 Matias Meyer &"Los últimos cristeros"/メキシコ、キリストは我らと共に在り
その68 Boris Despodov& "Corridor #8"/見えない道路に沿って、バルカン半島を行く
その69 Urszula Antoniak& "Code Blue"/オランダ、カーテン越しの密やかな欲動
その70 Rebecca Cremona& "Simshar"/マルタ、海は蒼くも容赦なく
その71 ペリン・エスメル&"Gözetleme Kulesi"/トルコの山々に深き孤独が2つ
その72 Afia Nathaniel &"Dukhtar"/パキスタン、娘という名の呪いと希望
その73 Margot Benacerraf &"Araya"/ベネズエラ、忘れ去られる筈だった塩の都
その74 Maxime Giroux &"Felix & Meira"/ユダヤ教という息苦しさの中で
その75 Marianne Pistone& "Mouton"/だけど、みんな生きていかなくちゃいけない
その76 フェリペ・ゲレロ& "Corta"/コロンビア、サトウキビ畑を見据えながら
その77 Kenyeres Bálint&"Before Dawn"/ハンガリー、長回しから見る暴力・飛翔・移民
その78 ミン・バハドゥル・バム&「黒い雌鶏」/ネパール、ぼくたちの名前は希望って意味なんだ
その79 Jonas Carpignano&"Meditrranea"/この世界で移民として生きるということ
その80 Laura Amelia Guzmán&"Dólares de arena"/ドミニカ、あなたは私の輝きだったから
その81 彭三源&"失孤"/見捨てられたなんて、言わないでくれ
その82 アナ・ミュイラート&"Que Horas Ela Volta?"/ブラジル、母と娘と大きなプールと
その83 アイダ・ベジッチ&"Djeca"/内戦の深き傷、イスラムの静かな誇り
その84 Nikola Ležaić&"Tilva Roš"/セルビア、若さって中途半端だ
その85 Hari Sama & "El Sueño de Lu"/ママはずっと、あなたのママでいるから
その86 チャイタニヤ・タームハーネー&「裁き」/裁判は続く、そして日常も続く
その87 マヤ・ミロス&「思春期」/Girl in The Hell
その88 Kivu Ruhorahoza & "Matière Grise"/ルワンダ、ゴキブリたちと虐殺の記憶
その89 ソフィー・ショウケンス&「Unbalance-アンバランス-」/ベルギー、心の奥に眠る父
その90 Pia Marais & "Die Unerzogenen"/パパもクソ、ママもクソ、マジで人生全部クソ
その91 Amelia Umuhire & "Polyglot"/ベルリン、それぞれの声が響く場所
その92 Zeresenay Mehari & "Difret"/エチオピア、私は自分の足で歩いていきたい
その93 Mariana Rondón & "Pelo Malo"/ぼくのクセっ毛、男らしくないから嫌いだ
その94 Yulene Olaizola & "Paraísos Artificiales"/引き伸ばされた時間は永遠の如く
その95 ジョエル・エドガートン&"The Gift"/お前が過去を忘れても、過去はお前を忘れはしない
その96 Corneliu Porumboiu & "A fost sau n-a fost?"/1989年12月22日、あなたは何をしていた?
その97 アンジェリーナ・マッカローネ&"The Look"/ランプリング on ランプリング
その98 Anna Melikyan & "Rusalka"/人生、おとぎ話みたいには行かない
その99 Ignas Jonynas & "Lošėjas"/リトアニア、金は命よりも重い
その100 Radu Jude & "Aferim!"/ルーマニア、差別の歴史をめぐる旅
その101 パヴレ・ブコビッチ&「インモラル・ガール 秘密と嘘」/SNSの時代に憑りつく幽霊について
その102 Eva Neymann & "Pesn Pesney"/初恋は夢想の緑に取り残されて
その103 Mira Fornay & "Môj pes Killer"/スロバキア、スキンヘッドに差別の刻印
その104 クリスティナ・グロゼヴァ&「ザ・レッスン 女教師の返済」/おかねがないおかねがないおかねがないおかねがない……
その105 Corneliu Porumboiu & "Când se lasă seara peste Bucureşti sau Metabolism"/監督と女優、虚構と真実
その106 Corneliu Porumboiu &"Comoara"/ルーマニア、お宝探して掘れよ掘れ掘れ
その107 ディアステム&「フレンチ・ブラッド」/フランスは我らがフランス人のもの
その108 Andrei Ujică&"Autobiografia lui Nicolae Ceausescu"/チャウシェスクとは一体何者だったのか?
その109 Sydney Freeland&"Her Story"/女性であること、トランスジェンダーであること
その110 Birgitte Stærmose&"Værelse 304"/交錯する人生、凍てついた孤独
その111 アンネ・セウィツキー&「妹の体温」/私を受け入れて、私を愛して
その112 Mads Matthiesen&"The Model"/モデル残酷物語 in パリ
その113 Leyla Bouzid&"À peine j'ouvre les yeux"/チュニジア、彼女の歌声はアラブの春へと
その114 ヨーナス・セルベリ=アウグツセーン&"Sophelikoptern"/おばあちゃんに時計を届けるまでの1000キロくらい
その115 Aik Karapetian&"The Man in the Orange Jacket"/ラトビア、オレンジ色の階級闘争
その116 Antoine Cuypers&"Préjudice"/そして最後には生の苦しみだけが残る
その117 Benjamin Crotty&"Fort Buchnan"/全く新しいメロドラマ、全く新しい映画
その118 アランテ・カヴァイテ&"The Summer of Sangaile"/もっと高く、そこに本当の私がいるから
その119 ニコラス・ペレダ&"Juntos"/この人生を変えてくれる"何か"を待ち続けて
その120 サシャ・ポラック&"Zurich"/人生は虚しく、虚しく、虚しく
その121 Benjamín Naishtat&"Historia del Miedo"/アルゼンチン、世界に連なる恐怖の系譜
その122 Léa Forest&"Pour faire la guerre"/いつか幼かった時代に別れを告げて
その123 Mélanie Delloye&"L'Homme de ma vie"/Alice Prefers to Run
その124 アマ・エスカランテ&「よそ者」/アメリカの周縁に生きる者たちについて
その125 Juliana Rojas&"Trabalhar Cansa"/ブラジル、経済発展は何を踏みにじっていったのか?
その126 Zuzanna Solakiewicz&"15 stron świata"/音は質量を持つ、あの聳え立つビルのように
その127 Gabriel Abrantes&"Dreams, Drones and Dactyls"/エロス+オバマ+アンコウ=映画の未来
その128 Kerékgyártó Yvonne&"Free Entry"/ハンガリー、彼女たちの友情は永遠!
その129 张撼依&"繁枝叶茂"/中国、命はめぐり魂はさまよう
その130 パスカル・ブルトン&"Suite Armoricaine"/失われ忘れ去られ、そして思い出される物たち
その131 リュウ・ジャイン&「オクスハイドⅡ」/家族みんなで餃子を作ろう(あるいはジャンヌ・ディエルマンの正統後継)
その132 Salomé Lamas&"Eldorado XXI"/ペルー、黄金郷の光と闇
その133 ロベルト・ミネルヴィーニ&"The Passage"/テキサスに生き、テキサスを旅する
その134 Marte Vold&"Totem"/ノルウェー、ある結婚の風景
その135 アリス・ウィンクール&「博士と私の危険な関係」/ヒステリー、大いなる悪意の誕生
その136 Luis López Carrasco&"El Futuro"/スペイン、未来は輝きに満ちている
その137 Ion De Sosa&"Sueñan los androides"/電気羊はスペインの夢を見るか?
その138 ケリー・ライヒャルト&"River of Grass"/あの高速道路は何処まで続いているのだろう?
その139 ケリー・ライヒャルト&"Ode" "Travis"/2つの失われた愛について
その140 ケリー・ライヒャルト&"Old Joy"/哀しみは擦り切れたかつての喜び
その141 ケリー・ライヒャルト&「ウェンディ&ルーシー」/私の居場所はどこにあるのだろう
その142 Elina Psykou&"The Eternal Return of Antonis Paraskevas"/ギリシャよ、過去の名声にすがるハゲかけのオッサンよ
その143 ケリー・ライヒャルト&"Meek's Cutoff"/果てなき荒野に彼女の声が響く
その144 ケリー・ライヒャルト&「ナイト・スリーパーズ ダム爆破作戦」/夜、妄執は静かに潜航する
その145 Sergio Oksman&"O Futebol"/ブラジル、父と息子とワールドカップと
その146 Virpi Suutari&”Eleganssi”/フィンランド、狩りは紳士の嗜みである
その147 Pedro Peralta&"Ascensão"/ポルトガル、崇高たるは暁の再誕
その148 Alessandro Comodin&"L' estate di Giacomo"/イタリア、あの夏の日は遥か遠く
その149 イリンカ・カルガレアヌ&「チャック・ノリスVS共産主義」/チャック・ノリスはルーマニアを救う!
その150 Rina Tsou&"Arnie"/台湾、胃液色の明りに満ちた港で