バスク映画
さて、フェザント島である。フランスとスペインの国境、そこに流れるボダソア川にはフェザント島と呼ばれる島があることをご存知だろうか。ここではヨーロッパ史を通じてこの二国の対立と融和の歴史が紡がれてきており、今は両国の主権の下にある共同統治領…
さて、思想には極端さが付きものだろう。何事も理念=言葉で理解しようと思えばそれはいつしか現実から乖離していく。しかしこれに批判的になり実践を成そうとすると、理論に引きずられて現実の問題に対して明らかにズレた行動に移りかねない。そうして破綻を…
2018年にバスク自由と祖国(ETA)が解散宣言を行ったことは記憶に新しい。しかしそれがバスク紛争の終りを告げたかと言えばそうではないし、人々の心には未だ過去が憑りついている。それはバスクの芸術家たちがこの長きに渡る紛争の時代を描き続けていることか…
良きにしろ悪しきにしろ、子供時代の思い出というのは人々にとって重要な意味を持つ。それは再現したり、修正したりすることができないからだ。だがそれでももう一度この思い出を再現しようとする者は確かに存在する。その過程では一体何が起こるのか。この…
さて、今回紹介する映画はバスク映画である。私含め皆さんに馴染みのないだろう国の映画を紹介する時の、あのお決まりの問いをここにも書くとしよう、あなたはバスクのことをどのくらい知っているだろうか。スペインの北に位置する地域、この前私がかなり注…