2013-01-01から1年間の記事一覧
SF映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ! 〜SF映画ベストテン受付中〜http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20131031 こちらの企画に初参加。それでは早速。 1.ミスター・ノーバディ(2009)監督ジャコ・ヴァン・ドルマル 私の映画人生は2011年2月20日日曜洋画…
なぜ私はデ・パルマが好きなのだろう? 私とデ・パルマ作品との追憶に想いを馳せる。初めて見た作品は「キャリー」だった。 幸運にも“午前十時の映画祭”の一作品として、スクリーンに映る彼女と出会うことが出来た。ピノ・ドナッジオの美しい旋律と共に映画…
おやおや、熊五郎さん、そんな浮浪者みたいな恰好でどうしたんですか?え?人間とミュータント、そして彼らが生けるこの世界を救うため、ファムケ・ヤンセン演じる最愛の女性ジーン・グレイをその手で殺めてしまってヘコんでいる?それはそれは大変でしたで…
むかしむかしあるところに、ヘンゼルとグレーテルというなかよしの兄妹がいました。イロイロあって、ヘンゼルとグレーテルは魔女ハンターとなって、魔女を殲滅することになったのです。わる〜いマジョはひとびとにとって害悪罪悪でしかないので、だれかがマ…
ワールドウォーZ観ました。 あらすじ:ゾンビが凄い。人間は迂闊。 何かね、ゾンビ全部凄いんですよ。初っ端の、逃げる人々に混じって、いるよ!うわゾンビいるよ!!!のあの恐怖から、地表を埋め尽くすゾンビ野郎共、イスラエルなんかもう恐怖じゃねぇ、ア…
何か足りないな……と思ったら、ジェイソン・クラークが足りない「欲望のバージニア」観ました。「亡霊の檻」から遠くまで来たなぁ、って思いました。 トムハはンムゥ……言ってたりムキムキモキモキでお腹撫でたくなったり、チャッスンはおっぱいがぱいぱいぱぱい…
2013年も、もう半分終了。年月は私たちを置いて、余りにも早く過ぎ去る物ですね。 そんな刻への細やかなる抵抗として、この6ヶ月に観てきた映画の、特に良かった物をベスト10に絞って記録&紹介、 Twitterでもう既に呟きましたが、それに画像や予告を付けた…
「サマードレス」「ホームドラマ」「まぼろし」「8人の女たち」「スイミングプール」「ぼくを葬る」「エンジェル」「ムースの隠遁」「しあわせの雨傘」……フランソワ・オゾン監督のフィルモグラフィを振り返ってみれば、その高水準な作品群に驚くと共に、普通…
娘よ、お父さんは頑張ってるぞォーーーーーーーーーーー!!!6月の第三日曜日は父の日ですね。これを書いているのは6月8日、ええ、一週間間違えてしまいましたね、素で間違えてしまったのですけど、自分でも致命的な間違いだなって思っています。でも、まあ…
トリーネ! トリーネ!トリーネ! トリィィィィィイィイイィィィィィィィイイネェェェェエェエェェエェェx!!!トリーネ!トリーネ!トリーネ!トリーネ!トリーネ!トリーネ!トリーネ!トリーネ!トリーネ!トリーネ! トリーネぇぇぇええぁぁぁああぁぁ…
金属音のリフレイン。その内に現れるのは、ナイフの刃を遊ばせる男だ。その隆々たる筋肉には雄々しき刺青が刻まれている。その男、ルーク(ライアン・ゴズリング)を呼ぶ声が響く。ルークは無言を返答として、服を持ち、部屋を出る。 喜びの狂想が極彩色の光と…
セガールへの無知より来たる偏見を啓いて欲しい。 このレビューを執筆するにあたって、念頭に置いた唯一の思いである。 貴方はセガールがテロリストばかりを殲滅していると誤解してはいないだろうか? 貴方はセガールが沈黙シリーズにしか主演してないとでも…
先日「ABCs of DEATH」第二弾の監督陣が発表! 「冷たい熱帯魚」園子温、「クライムダウン」ジュリアン・ギルピー、ボビー・オロゴンの国ナイジェリアは“ノリウッド”の創始者ランスロット・イマルセン、ジーザス・クライストが召されしイスラエルよりの使徒…
ママン大好き! 5月の第二日曜日は母の日ですね。 カーネーションとそして手紙を送り、ママンに日々の感謝を伝える日。 そこで今回は、皆々様のママン方と一緒にご鑑賞されるや否や、必ずや一方的に勘当されること請け合い、そんな映画を選んでみた次第で御…
「Z級映画に欠かせない物、それは紛らわしい邦題だ! ある映画が当たったからって、それに似た邦題を付けて、消費者をだまくらかす外道の所業! 特に『悪魔の〜』『地獄の〜』というホラー邦題などは、特にその傾向が顕著だろう。そこにはらわた、いけにえ、…
感動したよな。「死霊のはらわた」。人が死ぬの見るとな、おいちゃん、元気が湧くんだよな。それが凄い派手だとな、もう清々しいよな。日はまた昇るってな、思ったよな。 サム・ライミ、「死霊のはらわた」ってな、やっぱな、愛されてるんだよな。オリジナル…
これ凄く変な映画なんですよね。人によっては正統派なVSギャング物、またある人は出来そこないのオモシロノワール、こんなことを書いている私は今まで見たこと無いおかしなおかしなコメディ作品と感じたり。 まずはじめにこの作品の監督ルーベン・フライシャ…
神はどうして私たちにアナルを与え給うたのでしょう? 排泄のため? 性交のため? それとも一輪の薔薇を生けるため? そんな目的もあるのでしょう。アナルが無い世界を思い浮かべてみて下さい。 アナルが無く排泄という行為が存在しなければ、ラブレーが愛し…
「君から始まる!山手線ゲーム!イェーイ!お題は映画に出てきた性的倒錯!パンパン!」「えっ、えっ!?えっーと、アレ、『血を吸うカメラ』での主人公の窃視愛好パンパン!」「『ジョルジョ・バタイユ ママン』での、イザベル・ユペールとルイ・ガレルの近…
51「ブラッド・ピーセス/悪魔のチェーンソー(1983)」監督フアン・ピケール・シモン 究極の俗悪スラッシャーはスペイン産。殺り方が余りにも豪快で、ただそこには笑いしかない。 52「サマーキャンプ・インフェルノ(1983)」監督ロバート・ヒルツィック ラスト1…
別に見なくてもいいけれど、見ると心が広くなる映画たち ポール・ナッチーとかハワード・ヴェルモンとかジェス・フランコとかジャン・ローランとかオヴィディオ・G・アソニティスとかエルウィン・ディートリッヒとか、シネフィルになる過渡期の大学生あたり…
海面に映る、青き色彩のうねり、何と美しいのだろう! 寄せては返す清漣に、真白い泡沫が飲まれては消えて、しかしまた何処からか生まれては浮かび上がる。たわいもない自然の遊戯がリフレインされる。 海面を眺めているとその内に、真ん中に青味がかった乳…
みんなホアキンランドにようこそ! ぼくたちと一しょに、いぎょうのヒップホッパーホアキンの生たいを見てみよう! 写しんは、ゴールド・エクスペリエンスになぐられるホアキンだよ ホアキンがなにかをつまんでいるよ、なにかな? あー!すなで作った女体の…
「今回はまず、私とイタリア映画の出逢いについて語ろう」「また、Z級なヘドロまみれの思い出なんじゃないんですか………?」「普段の態度から、的外れな類推をしてもらっては困る! 私の人生は映画と共にあったと言っても過言では無かった……! 特に少年時代は…
ハリー・リームス、ハリー・リームスよ貴方はそのデカいチンポを以て 幾千人の女性たちをアンアン言わせることで僕たちのオナニーライフを潤沢なるものにしてくれましたねまずはそれにお礼を言わなくてはなりませんね本当に、本当にありがとうございましたそ…
「わたし、ルーカスなんてきらい」 闇に充ちた部屋の中、その黒に溶けてしまいそうな程に小さな声で、クララ(アニカ・ヴィダコプ)はそう呟いた。 「どうして?」 彼女を探しにやってきたグレタ(スーセ・ヴォルト)は、少女にそう問いかけた。 「だってすごく…
ジェイミーは自室のベッドに横たわり、ぼうっと時を過ごす。その横顔はぼんやりとした若さを湛えながら、しかし瞳には昏く淀んだ色彩として、重々しい思索の沈黙が浮かんでいた。だがそこにはジェイミーの内面における沈黙はあれども、外界に静謐さは微塵も…
そうです、私がオヴィディオ・G・アソニティスです「さてその2である。前回の宿題、『何故オヴィディオ・G・アソニティスという男は、パチモン映画ばかり作るのか?』という問いについて答えは出ただろうか?」「正直、そんな映画を量産する理由なんて一つ…
固く閉ざされた扉の向こう、薄汚れた硝子を隔てたその先に、最愛の彼女とそして“彼ら”がいた。トミーはその光景に、何か悍ましき予感を抱いた。 「マリー!」 その名前を叫ぶ。しかしエレベーターの中からでは、大きくとも恐怖に掠れた彼の声は届かない。次…
「さあ、今回からは『ブチ撒け!欧州Z級映画紀行』と称してヨーロッパのZ級映画、いわゆるユーロ・トラッシュについて見ていきたい。貴方がたが見ている世界的名作の影で、生まれては忘れ去れていったZ級映画の数々を知って頂けたならばそれほど嬉しいことは…