インド映画
さて、日本の映画批評において不満なことはそれこそ塵の数ほど存在しているが、大きな不満の1つは批評界がいかにフランスに偏っているかである。蓮實御大を筆頭として、映画批評はフランスにしかないのかというほどに日本はフランス中心主義的であり、フラン…
今現在、インドは転換期にあると言える。インドの頂点に立つナレンドラ・モディ首相がヒンドゥー至上主義を推し進めており、反イスラムの機運がかつてないほど高まっているのである。ヒンドゥー教徒イスラム教徒間の融和が崩れ去ろうとしている今、インドに…
最近ネット上でキャットコーリングという言葉が話題になった。この言葉は、その人の迷惑も考えずに男性が女性に対して声をかけたりナンパしたりするハラスメント行為を意味している。これらにウンザリしている女性たちは少なくないだろう。そしてそれは日本…
2015年の中頃、ロニ・エルカベッツ監督作"Gett"というイスラエルの法廷映画を観た。レビューを書いているので詳しくはこちらの記事を読んで欲しいのだが、今作は主人公の女性が夫と離婚するために裁判へと望むが、ユダヤ教の戒律に則った裁判がいかに女性差…
インド映画と聞くとやはりボリウッド、歌って踊ってランタイム余裕で2時間越えという印象だが実情はそんな単純なものではないらしい。多民族国家であるインドは地方・言語圏それぞれで映画産業が独立しており、ボリウッドというのもインド最大の都市ムンバイ…