エストニア映画
スポーツというものは政治情勢の煽りを喰らうことがとても多いように感じる。その最たるものが国の代表が一同に介するオリンピックだろう。冷戦時代は東側と西側の代理戦争としての役割をも必然的に担い、イスラエルのアスリート11名が殺害されたミュンヘン…
いわゆる"放蕩息子の帰還"というべき作品は映画に限らずあらゆる芸術で何度も何度も語られているだろう。そしてそういった作品を何度も何度も私たちが楽しめるのは、文化や言語の違いがこの普遍的な物語に異なる感触を与えるからだ。今回紹介する"放蕩息子の…
さて、このサイトでは2010年代に頭角を表し、華麗に映画界へと巣出っていった才能たちを何百人も紹介してきた(もし私の記事に親しんでいないなら、この済藤鉄腸オリジナル、2010年代注目の映画監督ベスト100!!!!!をぜひ読んで欲しい)だが今2010年代は終…
さて、日本の映画批評において不満なことはそれこそ塵の数ほど存在しているが、大きな不満の1つは批評界がいかにフランスに偏っているかである。蓮實御大を筆頭として、映画批評はフランスにしかないのかというほどに日本はフランス中心主義的であり、フラン…
いわゆる別荘映画というジャンルがある。倦怠期を迎えた夫婦が人里離れた地にある別荘へと赴き、夫婦関係を見直そうとしながらも更なる泥沼へと嵌っていくこととなる……こういった作品は酷く多いが、それは映画作家になったら1度は作ってみたいジャンルである…
エストニア、ヨーロッパの最北端に位置し大国ロシアと隣り合う故に、常にその脅威に晒されてきた。戦後のゴタゴタに関してはこちらの記事に詳しく書いたので読んでもらいたいが、2010年代に入ってウクライナ情勢を重く見たロシアがクリミア半島に侵攻を果た…
エストニア、エストニア、取りあえず今の段階で私が知っていることを書くと、リトアニアとラトビアと共にバルト三国の一国であること、去年か一昨年公開した「クロワッサンで朝食を」はフランス+エストニア映画であること、いや、本当にそれくらいしか知識が…