ロシア映画
さて、カバルダ・バルカル共和国である。ロシア連邦の構成国家の1つであるこの国から、近年新たなる才能が多数現れている。例えば日本でも「戦争と女の顔」が公開されたカンテミール・バラーゴフ、さらにカンヌ国際映画祭ある視点部門で作品賞を獲得、その後…
ソビエト連邦の支配下に置かれていたバルト三国の人々にとって、第2次世界大戦におけるナチスドイツの侵攻はある種の“解放”とも映ったのだという。そして彼らの中にはドイツ軍に加入し、枢軸国側としてソ連軍と戦った者たちもいた。更にナチスによるユダヤ人…
最近、私が建築や都市デザインにまつわる映画に興味があるのは、直近の記事を読んでくれたりTwitterを見てくれている方ならご存知だろうと思う。クローン病と診断された後に開き直って大量の本を読み始めたのだが、そこで最も惹かれたものの1つが建築と都市…
ロシア映画、特にソビエト時代の映画作品には戦争映画の傑作が多い。例えばロシアにおけるドイツ軍の凄惨な虐殺を描いた衝撃作「炎628」や独ソ戦の脅威に立ち向かう少年の姿を描いた「ぼくの村は戦場だった」さらにはボリス・バルネットが監督した、第1次世…
こういうことを経験したことはないだろう。Youtubeなどの動画サイトで偶然見かけた動画、そこにはただの一般人が映っており彼/彼女は辿々しくも一生懸命に何かを喋っていて、同じような構図の作品が幾つも見つかるなんてことが。しかし動画の再生回数は全て1…
さてここ連続して、ブログでロシア映画の記事ばかり執筆しているのに皆さん気づいているだろうか。というのも最近Soviet and Russian Moviesという未公開映画配信サイトを見つけ、ここで新作を片っ端から観ているからなのだ。ここは名前の通りソ連/ロシア映…
ロシアと言えばソ連時代から連綿と続くアート映画大国だろう。ジガ・ヴェルトフやアンドレイ・タルコフスキー、アレクサンドル・ソクーロフやアンドレイ・ズビャギンツェフなどなど文芸映画の担い手であった映画作家たちは枚挙に暇がない。だが今回はそうい…
さて、ロシア連邦はその名の通り様々な国から成り立っている連合国家であるのだが、その中のカバルダ・バルカル共和国という国を皆さんは知っているだろうか。正直言って私なんかは全く知らなかった。しかし私たちが知らないだけで、そこでは様々な人々が人…
辛く苦しい世界の中で想像力だけが少年少女の生きる希望、あなたはそんな映画を何本も観たことがあるはずだ。世界の全てが敵であったとしても想像力はそこにあってくれる、現実と戦うためのたった1つのかけがえない武器としてあってくれる、例えばギレルモ・…
ロシア映画といえばセルゲイ・エイゼンシュタインからジガ・ヴェルトフ、フセヴォロド・プドフキン、アレクサンドル・ドヴジェンコなどソ連映画創世記に活躍した人物から、ゲオルギー・ダネリヤやヴィターリー・カネフスキー、ニキータ・ミハルコフにアレク…