ワールドウォーZ観ました。
あらすじ：ゾンビが凄い。人間は迂闊。
何かね、ゾンビ全部凄いんですよ。初っ端の、逃げる人々に混じって、いるよ！うわゾンビいるよ！！！のあの恐怖から、地表を埋め尽くすゾンビ野郎共、イスラエルなんかもう恐怖じゃねぇ、アレはワクワクって言うんだよ！！そんな稠密っぷり！そして組体操！！協力するって素晴らしい！！
そんで壁登ってーの、イスラエル侵攻の、パルクールゾンビ軍団がすっげぇ。壁から飛翔して、地表にドーーーーン！それでも平気だ、喰いまくれ！のテンポ良さ！更に身体能力が凄すぎるから屋上ピョンピョン飛んでる！勝てる訳ねぇ………っ……あんな健康優良児軍団に勝てる訳がねぇんだ………っ………！
ゾンビ組体操エベレスト編。
本編は死神ブラピの世界一周116分でしたね。何かブラピが行くトコで皆死ぬの。押しかけたマンションの人とか、韓国の基地の人とか、イスラエルの人とか、凄い勢いで死ぬの。皆じゃないけど、彼が生かす人より、結局死んでもうたわヘヘイ！な人数の方が多い。
スカーフは意地でもはずさない。
CMではブラピの妻の吹替やってます篠原涼子が、大切な人と見に行きましょう、とか何とか仰ってますよね。宣伝は家族愛を押し出しているっていう。じゃあ本編はブラピ頑張ってるのかと言いますと、家族は別に守ってねーやん、最初だけやん！と言う結論を出さざるを得ません。
つーか家族の愛が携帯電話の悲劇を生んだやん！……携帯電話の下り、フォースターの悪意ミチミチでしたね。自転車でね、雨の中をね、死のバイセコゥですよ、もうあのヴィジュアルの時点で、私の気道が死にそうだったんですけどね。死のチャリンコ大作戦。
もう、はいここに有刺鉄線的な奴ありますよ、「サスペリア」ほどではないですけどね、有刺鉄線的な奴ありますよ、来てくださいね、ちゃんとブラピさんここ来てくださいね、来ます？来ますね？来ました！はい、ここで電波入れよう、アメリカから韓国へ届け電波！ゾンビ活性化！コントだった、ここ。あれが遠因で人死んじゃうの、哀しいなって。
というかその前に、一応デヴィッド・モース出てきたのですけど、何か面白かった。私の目で、完全にデヴィッド・モースを目視した時点で、この映画は名作だと思いました。でもモース然りマシュー・フォックス然りマイケル・ユイスマン然り、何かいたと思ったら、何時の間にかいなくなっていたって人が劇中多いんですけど、モースも何か消えましたね。何か消えました。
デヴィッド・モースの無駄遣い。
あの韓国の下りのMVPは勿論何か何か博士ですよね。何か何か博士、飛行機の中でドヤ顔で自然とかマジビッチっすわぁ、とか言ってたんですけど、ここから先マジで何も言えない、あそこ「ワールド・ウォーZ」の全悪意を結集した一瞬だと思いました、マジ言えない、あそこ。
この写真見ただけで、笑いを抑えられなくなる。
イスラエルはさっき言ったから飛ばしてね、飛行機、飛行機ですよ。ここも凄い悪意というか何と言うか。ホント………チワワたん、あんだけチワワたんを悪意バリバリで利用した映画ありますかチワワたんを、何でよりによってチワワたんを連れてくるんだろう、チワワたん、チワワたんのせいで、ブラピが殺っちゃうのに……チワワたんね、貴婦人に抱かれてる、チワワたん本当にカワイイねぇ、チワワたん、食べちゃいたいチワワたん、でも貴婦人寝ちゃう、抱かれてたチワワたんたったかしちゃう、CAの方が見つけちゃう、チワワたんカワいいから、でもね、チワワたんにかまけ適当にボタン押したら……はあチワワたん………！
チワワたんかわいいねぇ
マジでやるか、それやるかってことブラピがしてピューーーーンってなって第三部になる。つーか本当にそれやるの、マジで？？？？？ってなりましたねあそこ。フォースター、殺るのに躊躇なさ過ぎてビックリしました。
というかホント第三部の規模がミニマムすぎて、目を疑うというか、あれからそれへの移行が歪すぎて、編集の何だコレ加減が……見てはならない物を私は見ているのではないかという気持ちに駆られました。それもしかして中盤でやっとくべきだった奴じゃないの……ねぇ……ねぇ！！
モーリッツ・プライプトロイいるの、えっ、彼ドイツで国民的俳優でない……W.H.Oのお医者さん役……何、出稼ぎに来たの……？何か、神田うのに似ている女性いない……？えっ、ゾンビの人、凄い顔面怖い、目ぇ凄い出てる……やだ、何コレ………←すごい楽しい
ブラピ、バールのようなものの使い方上手い。さすがブラピ。
そしてペプシコーラ……圧倒された……ブラッド・ピットという、今年50歳になるハリウッド・スターが、達成感と共にペプシコーラを自販機で買って、ペプシコーラの缶を持って、ゴクリ、ゴクリ、と美味そうに飲むんですよ。
本当に美味しそうに、ペプシコーラを、飲むんですよ。ペプシを呑むブラピ。ペプシの炭酸は口に心地よくも爆ぜる、そんなシュワシュワさを持って居ますね。それでいてあの舌がロロぅロロぅと蕩けそうな甘さがある、映画のフィナーレとも言えるあの瞬間にペプシを飲む、俺もやるよ、それ！！俺もそれやるよ！！そういう感じの事を！！
ブラピはね、ペプシを呑んだからこそ、無敵になったんですよ。ペプシを呑んだから、あの一本道を堂々と、俺は、俺はな、ハリウッドスターなんだ、PLAN Bっていう製作会社も持ってるし、それでこの映画にお金注ぎ込んでこんなスゲエ映画作ったんだ、ってな歩いていくんだ……
ブラピも飲んでるペプシ！YEAH！
最後、あ、忘れてたわ、家族愛、だよね、そうそう家族愛。はは、まあ実は「ウォーキング・デッド」やってなきゃ、妻はマシュー・フォックスに寝取らせてたんだけどね、ハハ！という感じでブラピとミレイユ・イーノスの再会。良かったね、本当に、良かったね……終り……
いたよ、マシュー・フォックスいたんだよ……
「ワールド・ウォーZ」当然なのですけど、周りには否定派もしくは、まあ良いんだけどモゴモゴ……って方のほうが多いですよね。解ります、そこ本当に何でそうやったか解らないですし、後半も明らかに、明らかに！っていう感じ。そこが良いんじゃあないか、私の場合は、そこが良いんじゃあないか……！という感じなのですよね。ああステキ！
これから見に行く人も、何だこれって思うかもしれない。批判するかもしれない。でもね、良いの。どんどん批判して。解る分かる、ってうんうんうなずくから。解る分かるよ、もっとね、そこんとこ批判してみて、批判、そうそこ批判！！イエス！！！そこ批判するのねオッケ、オッケ！良い、凄く良いよ、分かる、その気持ちめっちゃ解るよ、ダメだよねﾌｩﾝ！ダメ！確かにそこダメ！でもそこが良い！！超そこがオッケ！私にはそこが素敵ィ！！！
「ワールド・ウォーZ」の批判は、甘んじて私の尻が受けます！！！
ミレイユ・イーノス良かったですね。肌カッサカサ、カッサカサ。撫でたい
