鉄腸野郎Z-SQUAD!!!!!

映画痴れ者/ライター済藤鉄腸のブログ。日本では全く観ることができない未公開映画について書いてます。お仕事の依頼は 0910gregarious@gmail.com へ

Chloé Zhao&"Songs My Brothers Taught Me"/私たちも、この国に生きている

昨今、アメリカにおいて人種の多様性が叫ばれているのだが、よくよく見てみるとそれは白人と黒人の問題に矮小化されており、その他の人々が蚊帳の外に置かれた状況が広がっている。アメリカに住んでいるのは2つの人種だけではない、ヒスパニックにアジア人がいて、そしてネイティヴ・アメリカンらもまたこの国で生きている。しかし特にネイティヴ・アメリカンの人々の声は、この地にまず根を下ろしていたのが彼らである筈のに不当なまでに掬われることがない。

そんな中でも彼らの声を映画として残そうと奔走する人々は確かに存在している。アレックスとアンドリューのスミス兄弟は2013年にネイティヴ・アメリカンの小説家ジェームズ・ウェルチ James Welchの同名小説の映画化作品"Winter in the Blood"を監督、60年代を舞台としてアルコール中毒と暴力の衝動に苦しむ青年の姿を妥協無しに描き出していた。そして自身もナバホ族の生まれであるシドニー・フリーランド Sydney Freeland は初長編"Drunktown's Finest"によって、小さな頃に養子となり故郷へと帰ってきた少女、もうすぐで父親になろうとしている青年、娼婦をしているトランスジェンダーの女性(フリーランド監督自身もトランスジェンダーである)、この3者の立場からネイティヴ・アメリカンの置かれている状況を描きだそうとしていた。そして彼らとはまた別の方法でネイティヴ・アメリカンである人々の声を掬い取ろうとする作家がいる。今回紹介するのは中国出身の映画作家Chloé Zhaoと彼女の長編デビュー作"My Brothers Taught Me"を紹介して行こう。

Chloé Zhaoアメリカを拠点とする映画作家だ。生まれたのは北京だったが、10代でイングランドのブライトンへと移住しその地で育つ。そしてアメリカに渡りマウント・ホリヨーク大学で政治科学を学んでいた。しかしある時自分は"人々と会って彼らの歴史を学ぶ"ことがしたい、そうするための一番の方法が映画製作だと思い至った彼女は一念発起し、ニューヨーク大学の大学院で映画を学ぶようになる。映画監督としては2008年に実験的な短編映画"Post"を製作し、2009年には結婚生活に不満を抱える女性と移民のコンピューター技師との心の触れあいを描き出した"The Atlas Mountains"を、2010年には故郷である中国に戻り短編"Daughters"を手掛け、デンヴァー国際映画祭やクレテイユ国際女性映画祭などで上映され話題となる。

"Songs My Brothers Taught Me"の舞台となるパインリッジ保留地に興味を持ったのはマウント・ホリヨーク大学時代のことだった。パインリッジ保留地の隣接区で十代の少年少女が次々と自殺しているという新聞記事を読み、興味を惹かれたのだという。その後、実際に現地へと赴きこの地に住む人々の文化や歴史を学んだ彼女はその豊かさに感銘を受けることとなる。そして彼女はこの経験を元にして初の長編映画"Lee"の脚本を執筆し撮影を開始しようとしながらも、予算上の問題があり撮影を延期せざるを得ない状況に追い込まれてしまう。痺れを切らした彼女は完成済みの脚本を放棄し、今ある予算で出来るようなドキュメンタリー的な方法論で撮影を開始する。現地の人々と交流を重ねた末に撮影された100時間もの膨大なフッテージ映像を元にして、3年越しに彼女は初の長編映画"Songs My Brothers Taught Me"を完成させる。

精悍な顔立ちをした青年、濃い灰色のタンクトップを来た彼は白馬に股がり草原を行く。時には鋭い跫音を立てながら大地を駆け回り、時にはある種の應揚さを以てゆっくりと大地を踏みしめる。手綱を強く握りながら、青年の視線は彼方に向いている。何処までも続く草原、果てしなく広がる薄紫色の空、更にその先を彼は見据え続けている。

この物語の主人公はネイティヴ・アメリカンの部族の1つ、ラコタ族出身の青年ジョニー(John Reddy)だ。彼はもうすぐで高校を卒業しようとしていたが、彼の前に輝かしい道など開いてはいない。貧困に喘ぐ家庭、母リサ(Irene Bedard)はその苦しみから酒に逃げ、兄のコディは罪を犯して刑務所行き、カウボーイである父はあちこちで浮気を繰り返しジョニーたちを顧みることもなかった。ある日そんな父が亡くなったと聞いたジョニーは恋人のオーレリア(Taysha Fuller)と共にロサンゼルスへ行くことを決意する。しかしそれは最愛の妹であるジェイショーン(Jashaun St. John)との別れを意味していた。

こういったアウトラインは存在しながらも"Songs My Brothers Taught Me"は取り留めもない日常の連なりによって構成されていると言う方が良いだろう。高校での最後の日々、生物学の教師から卒業後の夢を聞かれる生徒たちの中で、ジョニーは机に突っ伏し夢なんかないという素振りを見せる。家に帰ってもそこに満ちるのは絶望感と深い哀しみだけ、それでもジェイショーンと過ごす時間はささやかな幸せに満ちている。兄がするボクシングを真似して彼女も腕をシュッシュッと振り回したり、特に目的もなく近くの丘を2人でブラブラ歩いたり……

映画に映し出されるのはジョニーたちの日常だけではない。店の玄関にたむろして会話を繰り広げる男たち、矜持を見せつけるため激しいロデオに挑戦するカウボーイたち。この地に広がる様々な日常が綴られていくのだが、こうしたドキュメンタリー的筆致は新進気鋭の映画作家ロベルト・ミネルヴィーニ(紹介記事を読んでね)とそのスタンスを共有している。彼はテキサスに腰を据えてそこで生きる人々の人生を切り取ることに長けた作家だが、Zhao監督もまたパインリッジ居留地に深く根を下ろし親密な空気感を物語に宿していく。面白いことにミネルヴィーニ監督はイタリア人、Zhao監督は中国人とアメリカにおいては異邦人という共通点があるのだが、むしろその前提があるからこそ、内側に根を下ろすことの努力に外部からの観察的な視線が同居することとなり、親密さに複雑な豊かさが織り込まれているのかもしれない。

ここでラコタ族とパインリッジ居留地について少し。ラコタ族はサウスダコタ州ノースダコタ州近辺に住む部族で、羽根冠を頭に被り馬に乗っているというネイティヴ・アメリカンのイメージが存在するがそれは殆どが彼らのものだ。19世紀に起こった白人への抵抗運動も熾烈さを極め、その英雄的な振る舞いで以て運動を指揮していた。しかし1890年には140人以上の先住民が殺害された"ウンデッド・ニーの虐殺"が起こり、現在でも政府によって聖地ブラックヒルズを占有されるなど不当な立場に追いやられている。彼らが現在住んでいる居留地の1つがパインリッジ居留地なのだが、人工1人当たりの収入は全米平均の3分の1、住民の約半数が貧困ラインを下回る暮らしを送っているなど住民たちは苦しい生活を強いられている。

ラコタ族に限らずネイティヴ・アメリカン全体で大きな問題になっていることの1つがアルコールだ。アルコール中毒に罹患するネイティブ・アメリカンは非常に多く(一説には遺伝子配列が原因とも言われている)、死因の12%はアルコールに因る物という調査結果も出ている。更にネイティブ・アメリカンの総人口に於けるアルコールによる死者の比率は、アメリカ全体に於ける比率の4倍とも言われ、その深刻さが伺える。劇中では禁酒を謳うデモ活動が行われている姿が映し出され、この地においてアルコールが忌み嫌われている実状が伝わるのだが、その裏ではまるで1920年代の禁酒法時代を思わせる光景すら広がっている。貧困に蝕まれる中でジョニーたちにとって金を手っ取り早く稼ぐ方法が、つまり酒の密輸なのだ。ジョニーは近くの町でビール缶などを買い取り、家にやってきた住民たちにそれを売り捌き金を稼いでいるのである。

だがこうした負の側面が濃厚な中でも、ある種の崇高さを物語にもたらしているのが居留地を取り囲む大いなる自然だ。Joshua James Richardsによる撮影は此処に宿る美を余すところなく捉えていく。無限の広がりにすら思える草原の緑。ジョニーたちの遊び場ともなっている泥に濁った湖、白色の砂が風に巻き上がり青空を背景に極細のヴェールさながら漂う瞬間、絶嘆に息を呑む風景ばかりだがそこには驚きだけが存在している訳ではない。劇中で大きな存在感を持つのが聳え立つ白い山の数々だ。草原の果てしなさの先には、しかし旅立とうとする者たちの行く末を遮る雄々しき山々が鎮座している。どん詰まりのジョニーたちはかの山々によって見下ろされ嘲笑われているに過ぎない。

ジョニーがこの最果ての地から出ていく計画を進める一方、ジェイショーンもそれを知りまた逞しく生きていこうという決意を固め始める。彼女はトラヴィスという名の男(Travis Lone Hill)の元でTシャツを売る手伝いをしたり、異父兄弟の所へ足を運びロデオの手解きを受ける。それも兄が自分のことを心配せずに新天地で生きていけるようにとの願いがあるからだ。そうしてラコタ族の歴史と現在に兄と妹の思いが結い混まれていき、紡がれる歌には、アメリカに息づきながらも顧みられることもない人々の声が響き渡る。

参考文献
http://www.indiewire.com/2015/01/meet-the-2015-sundance-filmmakers-81-chloe-zhao-tackles-indian-reservation-relationships-in-songs-my-brothers-taught-me-248307/(監督インタビュー記事)
http://filmmakermagazine.com/people/chloe-zhao/#.V2flR_mLTIU(2013年時のインタビュー)

ポスト・マンブルコア世代の作家たちシリーズ
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その3 デジリー・アッカヴァン&「ハンパな私じゃダメかしら?」/失恋の傷はどう癒える?
その4 Riley Stearns &"Faults"/ Let's 脱洗脳!
その5 Gillian Robespierre &"Obvious Child"/中絶について肩の力を抜いて考えてみる
その6 ジェームズ・ポンソルト&「スマッシュド〜ケイトのアルコールライフ〜」/酒が飲みたい酒が飲みたい酒が飲みたい酒が飲みたい…
その7 ジェームズ・ポンソルト&"The Spectacular Now"/酒さえ飲めばなんとかなる!……のか?
その8 Nikki Braendlin &"As high as the sky"/完璧な人間なんていないのだから
その9 ハンナ・フィデル&「女教師」/愛が彼女を追い詰める
その10 ハンナ・フィデル&"6 Years"/この6年間いったい何だったの?
その11 サラ=ヴァイオレット・ブリス&"Fort Tilden"/ぶらりクズ女子2人旅、思えば遠くへ来たもので
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