mobile.twitter.comhttps://t.co/KLbjuAbgYA
— ゼロモチベーション済藤鉄腸 (Tettyo Saito) (@GregariousGoGo) January 15, 2022
と!いうことで、#東欧映画スペース 第1回いかがだったでしょうか。東欧映画をゆるく広めていきたいので、今後もゆるゆる続けていきたいと思います。何か要望・感想ございましたら、#東欧映画スペース で呟いてね。アーカイブはこれで聞けると思いまーす!Shumë faleminderit!
Twitterの方で、友人の岡田早由さんとKnights of Odessaさんと東欧映画についてだけ語る“東欧映画スペース!”というのを始めました。上にはアーカイブ。鉄腸マガジンの読者の方も、このゆるゆるなPodcastを聞いてくれたら幸いです。2時間くらい“東欧映画とは何か?”や最近観た東欧映画について話してます。ここに張っておくのは話した内容の捕捉や、それに関するTwitter上の呟きなど。
○中で話した“東欧映画とは何か?”の原稿、というかメモ書き。
東欧スペースで話すこと
個人的には東欧は東側ブロックか共産主義の影響を受けた地域、だからポーランドやらチェコやらからジョージアやアゼルバイジャンとかコーカサス地方も入るしこれはあんま納得されないだろうけども中央アジアも個人的に含める(アゼルバイジャンとカザフスタンが今一番注目と言ってるけど東欧への興味の派生)
そういえばCalvert Journalっていう最も大きな東欧のカルチャーサイトがあるけどもそこはNew Eastと呼称して中欧と東欧はもちろんバルト三国やコーカサス地方や中央アジアも含んでいる、個人的にはこの括りが東欧
東欧と中欧問題、東欧の人と話している時に東欧って言っていいのか分からなくなる時がある、例えばハンガリーの人と話していたら中欧及び東欧地域って言い直した方がいいみたいな感じで言われた、バルカンに関してはみんなこれを受け入れている
でポーランドとかチェコとかの中欧という呼称に個人的に複雑な思い、東って本名の一文字だから東に思い入れあるので東欧って呼ばれたくないのは何か何となく寂しい訳で、こっちは東アジアどころか極東でおいおいお前らも俺たちの仲間だろ!と個人的には言いたい感じ
思わぬ援護射撃は中央アジア文化の研究者が中欧という言葉に不満、そこまでしてヨーロッパに含まれたいかとそれは隣接するコーカサス地方や中央アジアと自分たちは違うという優越を誇りたいのか?と言っていて個人的にはそうだそうだと言いたい
けども結局は東欧という言葉の持ち主はそこに住む人々であって自分たちはこの呼称を使わせてもらっているという考えでないとはいけないかなと思う、東がいやなのはまあ東欧は西欧のオリエンタリズムを最も近くで味わわされてきたから“東”という言葉に忌避感みたいな、今でも東欧移民とかカス扱いだし(映画に絡めると「マザーズ」って今度未体験ゾーンで上映される映画とか)
あとそこに住んでる人々は東欧がどこからどこを含めているかが単純に分からない、東欧文学がオルタナの教養って話していた際にその東欧ってどこ差してるの?と聞かれたり(ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、ユーゴスラビア。チェコとポーランドは明らかに別格)
○上のメモ書きにもある東欧文化のカルチャーサイト The Calvert Journal
www.calvertjournal.com
○最近観た映画に関する色々
mobile.twitter.comポーランド映画『Kobieta samotna』(1981)。配達員として働くシングルマザーが、生活保護で暮らす男と恋仲になるも破滅の道を辿ってしまう。線路脇の狭いボロ家で厳しい暮らし。共産主義時代の陰鬱な部分が凝縮されたような、息が詰まりそうなジメっとした空気。ただ幸せに生きたいだけなのにね…… pic.twitter.com/jmB0wrRQ7Y
— sayuki okada(Dekalog11の人) (@MetalSayuki) November 19, 2021
mobile.twitter.com"Kobieta samotna"観ました。共産主義下のポーランドに生きるシングルマザーの残酷な道行きを描き出した一作。アニエスカ・ホランドの深いヒューマニズムが息苦しい現実の中で裏返って、罪のない魂をこれでもか!これでもかと傷つける拷問器具になった挙句の、救いなさすぎる終末。 pic.twitter.com/HfDeswNjLA
— ゼロモチベーション済藤鉄腸 (Tettyo Saito) (@GregariousGoGo) August 27, 2017
mobile.twitter.comBinka Zhelyazkova『The Swimming Pool』70年代後半のブルガリアを舞台に、嘘にまみれて停滞した社会に幻滅した少女が、元パルチザンの建築家に惹かれていく話。偽物/本物、過去/現在、理想/現実を飛び越えるメフィストフェレスが彼女を世界への落下から救い出す。人生ベスト。https://t.co/JGUJbU6EEj
— Knights of Odessa (@IloveKubrick) January 10, 2022
mobile.twitter.comElka Nikolova『Binka: To Tell a Story About Silence』ブルガリア映画史に偉大な足跡を残したビンカ・ジェリャズコヴァのキャリアについて。全体主義への反抗、完璧主義、ヌーヴェルヴァーグと同時発生的に獲得した革新的技術、"沈黙"を破り語り継ぐこと。大傑作。https://t.co/wUidb5LYnW
— Knights of Odessa (@IloveKubrick) June 12, 2021
mobile.twitter.comhttps://t.co/zEn8V8m9TF
— ゼロモチベーション済藤鉄腸 (Tettyo Saito) (@GregariousGoGo) February 13, 2019
Kristaq Dhamo&"Tana"/アルバニア映画の夜明け来たる
ということで早速更新。今回紹介するのは1958年に製作されたアルバニア映画史における初の長編映画。1人の若い女性の姿を通じて、アルバニアの現在と社会主義という流れを描き出す社会主義リアリズム映画だ! pic.twitter.com/GBcPMpDarH
mobile.twitter.comコソボ映画が破竹の勢いですが、兄貴分的なアルバニアには実験映画がアツくなる予感を抱いている。Eneos Çarka、Luigjina Shkupa、Neritan Zinxhiriaと若い活きのいい実験映画作家の作品を今年立て続けに観ている。これから5年で、オーバーハウゼンやマルセイユなどの映画祭に大挙して現れるのでは。 pic.twitter.com/gBI8aLu9pi
— ゼロモチベーション済藤鉄腸 (Tettyo Saito) (@GregariousGoGo) December 3, 2021
mobile.twitter.comアルバニア映画『Pharmakon』。留学帰りの薬剤師の青年、有能な医師の父、闘病中の母を持つナースたちを取り巻く人間模様。静かに爪痕を残していくような映画だった。終始漂う空虚さ。一見成功して見える人間が口にした「一番怖いもの」。その答えがこの作品のテーマのひとつになっている気もした。 pic.twitter.com/GSyAGKXbjm
— sayuki okada(Dekalog11の人) (@MetalSayuki) February 1, 2021
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