鉄腸野郎Z-SQUAD!!!!!

映画痴れ者/ライター済東鉄腸のブログ。日本では全く観ることができない未公開映画について書いてます。お仕事の依頼は 0910gregarious@gmail.com へ

2013-01-01から1年間の記事一覧

雅也と共に、雑に振り返る「アンフェア -The MASAYA-」(ネタバレしかない)

ねーーーーーもう「アンフェア」での雅也はね、一番カッコいい雅也なのね!!!役名は三上薫らしいんだけど、私にとっては雅也だから、このまま執拗に雅也で通していくことにする!!! 雅也! そもそもね、何でこんな雅也inアンフェア一点集中型の記事を書…

21世紀に蘇る血の魔術師Z「ネイバー 美しき変態隣人」その2

「さて、だいぶ間が開いてしまったが前回『ネイバー 美しき変態隣人』は現代に蘇った『血の魔術師』だという仮説を私が打ち立てたことを、皆さまは覚えていらっしゃるだろうか? 覚えて居ずともいらずとも、今回はまず『血の魔術師』について見ていくことか…

ああ、無情………「バチェロレッテ ―あの子が結婚するなんて!―」

あの子が結婚するなんて…………あの子が『結婚』するなんて………っ………!そう、私はまだ結婚するには仕事だとか色々の塩梅がある………まだ慌てるような時間じゃあない…………まだ、慌てるような時間なんかじゃあ断じてない………っ……それに結婚を人生の中心として考え急ぐ…

“何者か”へと至る「レッド・ライト」(凄くネタバレ)

物語は、とある神さびた洋館より始る。 物理学者マーガレット・マシスン(シガニー・ウィーバー)とその助手トム・バックリー(キリアン・マーフィ)、彼らがその洋館に赴いたのは、そこで起こる怪奇現象――ポルターガイストという超常の原因を探るためだ。だが其…

DVDスルーにこそZ級映画の原石「ネイバー 美しき変態隣人」その1

「皆さんは、先日反響を読んだこれらの呟きを覚えておられるだろうか?」 たまに「何で◎◎は配給しないの?」という質問が来ますが、世界で製作されている映画は本当に膨大で、そのすべてが日本に来ているわけではないことをまずご理解ください。そして映画を…

スラッシャー映画、このブチ殺し方がヒドい!

「『スラッシャー映画、このブチ殺し方がスゴい!』の反響が大きくて、『スキャナーズ』のマイケル・アイアンサイドも斯くやという程に震え戦いている」「閲覧数がいつもの70倍に跳ね上がってましたもんね」「いやはや、本当にありがたいことだ。 これを期に…

スラッシャー映画、このブチ殺し方がスゴい!

「第一回スラッシャー映画、このブチ殺し方がスゴい&ヒドい2013! 今回は、そういえば近いうちにネオ・スラッシャー映画『キャビン』が公開するなぁ……と思い立ったが吉日。『キャビン』公開に先駆けて、スラッシャー映画の醍醐味たる殺害シーンを、独断と偏…

世界に一人だけの殺人鬼「エンゼル・ターゲット」その2

「ということでその2であるがまずはスラッシャー映画の成立について、私の持論を交えながらザッと説明していこう」「……お願いします」「まずスラッシャー映画の根源は、娯楽&俗悪映画帝国イタリアにある 60年代イタリアでは、グァルティエロ・ヤコペッティ…

ハイパーオリンピックと同年公開「エンゼル・ターゲット」その1

「君はオリンピックが東京で開催されることを良しとするか?」「また突然ですね……」「今度はキチンと時事ネタを仕込んできた私の歩み寄りに感謝すべきじゃあないか!」「犯された云々の時節のズレは酷過ぎたと思いますけれどね…… うーん、忌憚なく言わせて頂…

鮮血の美学より彼方へ「犯されたお嬢さま/女子寮を襲う聖夜の殺人鬼」その3

ということで、第三回である。 今回正にZ級映画を教養として扱っていく所存だ。故にその1、2よりも味気なき文とならざるを得ない事をご承知戴きたい。特に覚えるべき映画・人物については黒で強調してあるので、是非とも皆様の脳の片隅にでもこの知識を住ま…

サンタが殺しにやってくるけど……「犯されたお嬢さま/女子寮を襲う聖夜の殺人鬼」その2

「ということで第二回であるが、まずはあらすじを紹介しよう」 「で、どうだった、初めてのZ級映画は?」「度し難い………っ………!余りにも酷過ぎる! 『喪失』という言葉の意味をこれほどまでにマザマザと、この心に感じたことが、今まで生きてきた20年の内にあ…

斯くも美しきはZ級邦題「犯されたお嬢さま/女子寮を襲う聖夜の殺人鬼」その1

「唐突にも、そして時節を悉く欠くようで恐縮だが、『クリスマス』と聞いて連想する映画は何だろうか?」「……ワタシにとって思い出深いのはやはり『ホームアローン』でしょうか」「『悪魔のサンタクロース』!ふむ、残虐サンタは作れるっ!を世に示し得た記…

Z級映画派宣言

私はZ級映画を愛している、愛さざるを得ない。支離滅裂な脚本を 例えば「赤い斧」の分裂症に冒されたかの如き脚本を、私は愛する。 大根の名を冠するのも躊躇われる演者を 例えば「猟奇!惨殺魔/ザ・ミューティレイター」のシロウト大学生軍団を、私は愛す…